新人スタッフFです。

秋晴れが続き気持ちがいいですね。

昨日、神奈川県伊勢原市にある大山寺まで紅葉を見に行ってきました。

実は伊勢原市には親友がいて、「秋晴れだし綺麗だからおいでよ!」との連絡をもらって急遽行くことになったのです。

ニュースでも見頃との紹介があったようで、多くの人々が訪れていました。

今回は、その親友にまつわるお話しをしたいと思います。

彼の趣味の一つに「神社仏閣巡り」がある。

7年前に、彼は一人旅で念願の熊野詣に出向いたのだ。

お昼、お腹がすいた彼は、「めはり寿司」を食べたいと思いとあるお店に入った。

お店は混んでいて相席となり、たまたま、横の席には、これまた一人旅で来ている様子の一人の女性が座られたそうだ。

「めはり寿司」と「きつねうどん」を食べ空腹を満たしていた彼だが、同じく相席となったおばちゃん2人に「どちらからこられたの?」と話しかけられた。

まさに流行りの「相席屋」状態だ!

一人旅と思われる横の女性も会話に加えさせられ思いもよらず4人で楽しい時間を過ごすことになった。

聞くところによると、おばちゃん2人は東京から、横に座っていた彼女はやはり一人旅で、九州の佐賀から来たそうだ。

食事会が終わると、「良い旅を!」とのことで、お店を出て解散。

「こういった一期一会の出会いもいいな~」と思い、秋晴れの空を見上げた記憶があるという。

彼は、いくつかの場所を回った後で、熊野那智大社に向かった。

秋晴れの空に大社の建物が素敵だったそうだ。

すると「あれ!?さっき横に座った女性では???」

なんと偶然にも、またまた再会することになった。

「これもご縁ですね!」というお話しになり、連絡先メール交換をして別れたそうだ。

「笑顔が素敵で感じのよい、男性にもてそうな女性」というのが彼の印象だったようだ。

もちろん彼氏はいるだろうと思っていた。

ちなみに彼は、1年前に交際相手と別れてフリーだった。

彼が伊勢崎に戻った後も、たまにメールで「お元気にされてますか」程度のやり取りはしていたそうだ。

それも年に数回の『生存確認』のようなやり取りだ。

お互い「お会いできる機会があればいいですね」で、6年が経過した。

ある時、彼は仕事で福岡への出張が決まった。

そこで、彼女に連絡してみると、「佐賀と福岡は意外に近いので福岡まで伺います」と言ってくれた。

そして、福岡で6年ぶりに再会することになるが、仕事の後、二人でゆっくりお酒を酌み交わしながら、あの日のこと、この6年間にあったことなどの話しで盛り上がったそうだ。

そう、その彼女は、昨日、大山寺で、私の親友と一緒にいた今の奥様なのだ。

熊野那智大社は、縁結びの神様。

熊野那智大社で授与されているのが「えん結びの糸」。

糸離があしらわれた包みを開けると、紅白の糸が入ってる。この糸を神前に供えたり、衣服に縫って祈ると、願いが叶うそうだ。

意中の相手がいる場合は、紐を固く結んで相手の懐にしのばせ、祈ることで、ご縁を引き寄せてくれると言われている。

もちろん彼らは、そのようなことはしていないが、何らかの力が二人を結びつけ、6年ぶりの再会に至ったことは間違いない。

人の「ご縁」というのは、不思議だ。

熊野詣に行っていなければ、あの時間あのお店に入らなければ(ひとなっこいおばちゃん2人がいなければ)、2人の縁は繋がらなかった。

いや違う、全ては偶然ででなく、必然なのだ。

神様が、二人が出会う縁を紡ぎ、「さあ、そろそろ再会するのが一番いいタイミングだよ!」と教えてくれたに違いない。

神奈川県と佐賀県

住んでいた場所は、遠いけれども、熊野那智大社で二人は運命の出会いを果たすことは決まっていたのだ。

大山寺で「秋晴れのいい日だね!」と3人で見上げた秋の空と綺麗に色づいた紅葉を、私は一生忘れることはないだろう。

今日も秋晴れ。大山寺の紅葉と空が綺麗だろうな~。

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