お見合い後、お付き合いがうまく成立する人もいれば、なかなか成立しない人もいます。
昭和の時代までは多かった結婚の仲介役となる「おせっかいおばちゃん」や、会員様の現在の状態で同スペックの異性を仲介することが結婚相談所の役割と考えている相談所は、会員様に「あなたにふさわしいのは同レベルのひとたち」とストレートに伝えてしまう傾向があります。
婚活では「自分を選んでくれた人の中からお相手を選ぶ」が鉄則なのは間違いないので、なかなかうまくいかない人には、そのような言い方で、本人に自覚させようという意図があるものと思われます。
以前、私の知人で、40歳、結婚経験あり・子供なし・士業・一人暮らし、外見ももてないタイプではない女性がいました。
彼女は、当時、コミュニティサイトをやってみたり、今でいうマッチングアプリ(or出会い系サイト)のようなもので出会いを求めていたそうです。
しかし、目的の違う男性から痛い目にあったり、自分が「いいな~」と思う人とはうまくいかず、皮肉なことに興味のない人からアプローチを受けたりしていたようです。
そこで、彼女は、結婚相談所に入会するのですが、相談所が「この人」と勧める男性は、ことごとく自分のタイプではなく、お見合いをしても、「一緒に暮らすのは無理な男性」「うえから目線の男性」までいる始末で、お見合いがうまく行かない女性、本当の婚活行き詰まりになったと言います。
それでも、昭和を色濃く感じさせる結婚相談所で担当してくれるおばちゃんからは、「あなたにふさわしいのは同スペックのひとたち」と言われ、同じような男性を紹介される。
彼女は、自身の性格を悪いと思っていて、「嫉妬深く、他人の幸せが喜べず、不平不満が多く、他人と自分を比べてばかり」と言います。誰でもうまく行かないときはそんなことを考えがちですが、少しいじけてしまっているのかもしれません。
確かに言えることがあります。
『同スペックの男女同士が成婚になる可能性が高い』ということです。
さきほどの結婚相談所の担当者が言っていることは、あながち間違いではなく「事実を伝えているだけ」とも言えます。
しかしながら、昔ながらの結婚相談所で「仲介」という意識が強いところでは、会員様の入会時の状態で(なんのブラッシュアップもなく今までの延長線上でのそのままの姿:コミュ力・自己理解・外見・考え方やものの見方・所作・表情等のブラッシュアップもなく今のままのスペックで)、同スペックの人を勧められかちな傾向にはあります。
「結婚相談所」選びで一番大切なポイントは、「会員様と二人三脚で婚活に取り組み、会員様をブラッシュアップさせてくれる結婚相談所」を選ぶことです。
簡単なアドバイスをして、同スペックの人を仲介するだけではなく、会員様をブラッシュアップし、入会時よりもスペックの高いお相手から選ばれる人にしてくれる結婚相談所が最も実践的でよい相談所だと言えます。
結婚相談所は、単に「同スペックの人を仲介しくっつける場所」という時代ではなくなっています。
お見合いがうまく行かない女性を輝かせる、自分磨きの場としての役割も結婚相談所にはあるのです。
そのため、結婚相談所の担当者には、同スペックの人を説得しくっつけるスキルではなく、「会員様の自分磨きの場」「結婚が目標ではなく、末永く幸せな家庭を築くことが目標」とのコンセプトに基づき、会員様をブラッシュアップできるスキル・ノウハウが求められる時代になっています。
目的の違う方が多く登録しているものの、マッチングアプリ等、出会い系ツールが数多く世の中に普及している中で、単に同スペックの男女を仲介しくっつけるだけの場所では、結婚相談所の存在意義はなくなってしまうのです。
病院選びでも、何かを選ぶときは、「どこを選ぶか」がとても重要です。
これを間違えると、全く頓珍漢な方向に進んでいくことになるからです。
彼女の場合、まずは、信頼のおける結婚相談所のマリッジコンサルタントに相談し、自己分析・自己理解を深め、自分自身の考え方やものの見方の癖、婚活行動パターン等を知ることから始めるとよいでしょう。
「トーク力が低い自覚がある」「男性と世間話をする際に話題が拡げられず、ぎこちない自分に焦る」と彼女は言いますが、「異性と話すのに不慣れで、自然なコミュニケーションができない」ということが彼女の婚活のネックの一つとも考えられます。
まずは、自分自身のブラッシュアップを心掛け、知り合いや友人レベルでも異性との交流を増やすことで課題を段階的に克服していくことが大切と言えるでしょう。
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