新人スタッフFです。桜は散ってしまいましたが、埼玉県の秩父(羊山)では「芝桜」が綺麗な季節になりますね!私も時間をつくり行ってみようかと思います。
さて、今日は、「運命の出会いって絶対にあるぞ!」の題目でお話しさせて頂きます。
私の大学時代の準親友(限りなく親友に近い親しい友人)の実際にあったお話しです。
0君は社会人になり8年が経過し31歳(1浪)になっていた。係長に昇格し意気揚々とした日々を送っていたのである。
ある夏の猛暑の日、彼は通勤ラッシュの真っ只中にいた。電車の中はクーラーが効いているものの満員でぎゅぎゅ詰め状態だ。
駅員は、乗客を窒息死させるかの勢いで、最後に乗り込んできた乗客(女性)を強引に車内に押し込むのである。
どうにか最後の乗客も乗り込み、満員ぎゅうぎゅう詰めの電車は平和に動きだした。
しかしだ!気づくとそこには壮絶な現実があった。
最後に乗り込んできた女性の顔面が、0君の白いワイシャツにハンコのようにぴったりくっついていたのだ。
女性は苦しそうにしている。0君の汗ばんだワイシャツの臭いを、口と鼻から吸入するのは拷問以外の何物でもない。
0君はいい人だ。すぐに、体勢をずらし、その女性の呼吸を確保したのだ。フェンシング部出身だけに彼の身のこなしは華麗だ!
東京駅につき乗客が降りる。彼も降りたが気になるのがワイシャツ。これから係長として重責を担う仕事に向かう。
「あ!!!!!!!!」
悲劇は起きていた。
彼の白ワイシャツは、口紅(キスマーク?)がプリント印刷されたような白ワイシャツになっていたのだ。
まだ、発売はされていないと思うが、サラリーマンが着る「女性の口紅(キスマーク?)」マーク入りの白ワイシャツだ!
セクシーではある。
しかし、まさか係長として、真面目な顔をし「女性の口紅(キスマーク?)マーク入り白ワイシャツ」を着て仕事をするわけにいかないだろう。
降車するとすぐに女性が「すみません。口紅がついてしまっていますね」と謝ってきたそうだ。そして「クリニング代を支払いますので」と言ってきたとのこと。
彼は、「クリニング代は大丈夫ですので心配しないでください」と伝えたそうだ。
改めて彼女を見ると、時々同じ車両に乗っている女性で、「綺麗な人だなぁ」と思っていた女性らしい。
その日、彼は帰宅するとワイシャツをクリニングに出し、「月曜日にまた同じ車両で会うかな」などと思いながら週末の土日を過ごしたそうだ。
月曜日の朝に電車で彼女は同じ車両にはおらず、時は流れ、その週の金曜日の夜帰宅中、ばったり彼女と東京駅の改札であったそうだ。聞くところによると、彼女は大阪に出張に行っており、ちょうど新幹線で戻ってきたところだと。
「まさに運命だ!神様ありがとう!」と叫んだはずだ!(私は見てないから分からないが)
立ち話をし、「時間も遅くないので、軽く飲みますか」との話にどちらからともなくなったそうだ。
なんと、なんと、その彼女が、0君の今の奥様だ!
先日、上野の「大統領」(大衆居酒屋)での飲み会に、0君とともに奥様もお越しになっており今でも仲のよい二人だ。
私は更に確信を深めてしまったのだ。運命の赤い糸は必ずあり、「運命の出会いは必ずあるぞ!!!!!」と。
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