彼女は見た感じこざっぱりとしており品のある美人で50代前半の独身だ。
しかし、彼女の残念なところは、自分の今までの価値観や先入観、思い込みを絶対に曲げないところだ。男性とお食事に行くのは、高級店で美味しいところでないと価値を見出さない。お付き合いしたお相手とお泊りに行く旅館も一人1泊数万するところでないと満足しない。値段が高いところならなんでもいいというのではなく、それ相応のラグジュアリーサービスを受けて過ごしたいというのが彼女の考え方である。それならば、男性に優しいのかと思うと、彼女の価値観とズレた発言があると、男性に対して歯に衣を着せず、ずばり言い放ってしまう。
最初は、彼女の落ち着いていて品のある雰囲気に男性もイチコロなのだが、時短くして男性から振られてしまう。彼女からすると男性が悪いてい。心の中では自分の至らなさに気づいているかもしれないが、つい強がってしまう。女性から見ても彼女の心根は決して悪い人ではない。
しかし、婚活は連戦・連敗なのだ。彼女は、真剣に結婚相手を探している。独人向けのワイン会や恋活・婚活パーティーに参加したり、自分の時間も婚活に多くの時間を使っている。ただ、変わりなく自分の価値観に基づいた「自分流の婚活」であるのが残念だ。
水を一杯に注がれたグラスにはもうそれ以上水は入らない。自分のグラスを一度空にしてありがたくひと様から水を注いで頂く。「あ、それはもう分かっていること」とか「それ、違うんじゃない?!」なんで、自分の価値観、先入観、思い込みでフィルターにかけてものごとを見ない。まずは、自分と違う価値観を受け入れてみる。そういった、心構えが大切なのでは。
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